”小匙”をはじめたきっかけを教えてください。 製菓学校に通ったりしていてもともとお菓子とかパンが好きだったんです。学校給食の”あの”マーマレードを食べて...不味いなぁと思って..それでマーマレードとか嫌いになっちゃたんですが..自分が食べれるようなおいしいジャムとかマーマレードとかを自分のためにつくってみたんです。そのうち友人などにも分けるようになって、そのお友達とかからも結構注文が来るようになっちゃってそれで、「小匙」を立ち上げて少しきちんとジャム屋さんをはじめるようになりました。
お忙しそうですが(実は、インタビューの当日は複数のイベントに呼ばれていて準備や発送業務の最中でお時間をいただいてしまいました...ごめんなさい!)、お一人ですべてされているのですか? ええ。フルーツの皮むきや種とり、スライスなどの仕込みから、ジャムをたいて、ビン詰めしてラベルなどをつけて発送...数百個ぐらいになっちゃうのですが、それを自分一人だけですべてこなすっていうのはなかなか大変です… ええ。。?スライスまで自分でされているんですか? はい(笑)。私、スライサーってなんか好きになれないんです。おなじレモンですべて形が違うじゃないですか..だから、単純にスライスすればいいってもんじゃないんです。だから1つ1つ手でスライスしています。
でも、大変ですよね。。。すべてお一人でされていると。。 ええ(笑)。でも、食べるものだし、数は少なくても自分の手が届く範囲できちんとしたものをと思っています。大量に必要でしたらそのようなジャム屋さんは他にもたくさんありますしね。
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きっかけは自分のため |
美しい生活〜坂崎紀子さんロングインタビュー |
第1巻 第1号 |